こんな人におすすめ!
#ついついいろんなことを考えすぎてしまう人
#仕事・結婚に悩む、特にアラサー女性
#クリエイティブな仕事をやりたいと思ったことがある人
日常生活を送るうえでのモヤモヤが言語化されているので、いつも頭の中で考えがグルグルしている人は、読むと昇華された気持ちになるはずです! 私もそのうちのひとりなので。
3つめの「クリエイティブな仕事をやりたいと思ったことがある人」は、今はクリエイティブな仕事から距離を置いている人、現在進行中で目指している人のどちらにも響く作品なのではないかと思っています。いろんな人が出てくるので、刺さる人物はいるはず。
『まじめな会社員』とは
『まじめな会社員』は、『普通の人でいいのに!』『スルーロマンス』などの作品で知られるマンガ家・冬野梅子さんによる“生き地獄コメディ”!
全4巻で2022年7月に完結されました。冬野さんの初連載作とのこと。「このマンガがすごい!2023」ではオンナ編3位に選ばれています。
ちなみに『普通の人でいいのに!』は読み切り作品、『スルーロマンス』は全5巻で2024年8月完結、そして2025年8月現在『復讐が足りない』の連載がスタートしました。(私は全部読んでいます!!)4作品とも「コミックDAYS」で読めます(一部課金が必要)。
『まじめな会社員』あらすじ
主人公は菊池あみ子、30歳。彼氏いない歴は5年。彼氏がいたらいいなという思いで一応マッチングアプリをやっているものの、なかなか実を結ばず……。
仕事はアプリのメールサポートで契約社員をしている。変化の多い仕事ではないが、ストレスがあまり溜まらないところは気に入っている。
あみ子と同じく長い間パートナーがいない、みさき、嶋ちゃん、想ちゃん(想太郎)とつるむ日々だったが、職場でちょっと気になる存在だった綾ちゃんと関わるようになってあみ子の生活が変わり出していく……!
詳しくは漫画を読んでいただきたいです! 前述したように綾ちゃんと交流していく中で、あみ子の人間関係も広がっていくんですが、作品内ではコロナ禍に突入した日常が描かれます!!
2025年になってみると、コロナに振り回された日々が昔のように感じられますが、「こんな空気感だったな~」と読むにつれ思い出されていきます。コロナ禍ってその人の価値観とかが結構露わになりましたよね。
コロナ禍に直面し、あみ子やその周りの人々はどうなっていくのか、ぜひ読んでみてください。
【ネタバレあり】『まじめな会社員』感想~資本主義社会ってなんだかしんどいかも?~

東京に帰ってきたあみ子が最後、「私は幸せじゃない」と言っていたのが胸につっかえました。幸せって何だろう。
ただ最終話にもあった「愛する人とお互いがお互いの絶対的な味方になって心から安心できる関係を築いてみたかった」とあった通り、パートナーを探すのはまだ諦めないでほしいと思ってしまった。第三者に「彼氏作りなよ!」と度々言われてきたかと思うので、あみ子に会っても直接口にはしないけど、心の中では信頼できる人がそばにいることを祈ると思います。彼氏ではなく同性の友人とシェアハウスでも楽しそう!
「東京で暮らす」とか「やりがいのある仕事」とかは年を取るにつれてその価値が変化したりするかもしれないけど、心を許している人がそばにいるということは時代が変わったり、年をとっても満たされた気持ちにしてくれるものだと思うので。
あと資本主義社会に疲れている自分にも気づきました。お金を持つことが幸せだと、社会に思わされているのではないか。本当は望んでいないものを手に入れられなくて、しんどくなっているのではと思ったり。
私の中で心に残ったのは、15話にあった綾ちゃんとメイちゃんの会話内容です。「好きだから」「やってみたいから」で動いていた2人と、その言葉に衝撃を受けるあみ子。あみ子のライター業も、なんとなくやってみたいとか、自分が追っている分野を伝えたいで十分だと思うし、「好きだから」「やってみたいから」という動機は、それこそさっき触れた資本主義社会からの脱却という感じがしてこの道を走ればいいのでは!?と思いました。
現代社会で働くうえで、なかなか切っても切り離せないのが「成長」とか「生産的」というワードだったりしますが、仕事での成長だったり、休日もスキルアップのために生産的な時間にすることが本当に自分の幸せなのか?
ただやってみたいものに身を委ねてみてもいいのでは。あみ子もだし、自分自身もそうでありたいと思いました。
あみ子が幸せに感じる瞬間、反対にそうではない瞬間をもっと知りたいと思いました。あみ子も副業としてライターを始めたとき、欲しかったものを買ったりしていたけど、実家に帰ったときはファッションに興味がなくなっていたので、ファッションも結局資本主義の副産物なのかも?
見せたい人や着ていきたい場所がなかったら、ファッションなんてほとんどの人がスルーしてしまう。私も服好きだけど、東京に住んでいなかったらどこまで興味持てたのか疑問に思ってきました。
私やあみ子、そして日々の生活に疲れたなと感じる人は、自分がいいと思えるものを積み上げる必要がありそうです。あみ子にとって心惹かれる対象のひとつが、綾ちゃんなのでは? と思っています。最終話の最後の最後で綾ちゃんに連絡してたのは、一筋の光のようで読んでいてじわっと心が温かくなりました。
自分から連絡できる人は強い(自分にも言い聞かせたい)。それに綾ちゃんは永続的に、あみ子にポジティブな影響を与えてくれそうな気がします!
『まじめな会社員』ではちょっとしんどいなと思う人(中崎さんや粕谷さんなど……)も登場しますが、綾ちゃんをはじめいろんな人との出会いであみ子の人生が動いたし、人間関係ってマイナスに働くときもあれば、それを軽く凌駕してくれるくらいプラスになったりもするので、これからの東京生活ではあみ子にとって心地いい人に囲まれることを願っています!!
東京生まれ東京育ちの私なりに、東京で生活することについて考えてみる

『まじめな会社員』で印象に残ったところのひとつが、「実家に帰りたいとまったく思っていなかったあみ子が、結構あっさり帰ってしまったところ」です。
東京を故郷としない人たちにとって、地元はそこまでの吸引力があるのか。見出しにある通り、私自身は東京で生まれ育ったので、想像はできてもその吸引力については実感としてわからないんですよね。
なので、あみ子が「そこまで好きではない地元で暮らすこと」と天秤にかけた、「東京での生活」についてメリットやデメリットに加え、金銭面からも考え、記録に残してみたいと思います!
その前に、あみ子が東京に帰ってきてくれてよかった~~! 読んでいくうちに、あみ子を友達のようにも思っていたから、20話で結構あっさり実家に帰ってしまったのが、とても寂しかったので。理想郷にはならないかもしれないけど、あみ子にとってこれからの東京がいつか、「地獄よりはマシなところ」になりますように。
私について略歴など
- 出生地は山形だが、生後1か月からずっと東京暮らし
- 社会人5年目の29歳(大学を1年休学したので)
- 都内で彼氏と同棲中
- 大学卒業後派遣社員(約4年間)→2024年から派遣先企業で正社員登用(ちょっとフラフラと生きてきた節あり)
- 大学在学中に、あみ子と同じく野良ライターをしていた
少しあみ子と似た部分もあるのではないでしょうか。契約社員と派遣社員など。仕事へのスタンスも結構近いかなと思っています。
ただやはり決定的に違うのが、東京育ちか否かという点です。35歳のあみ子は「東京で暮らす」という地獄を選びました。
私も東京が理想郷だとは思っていないのですが、東京で生まれたかそうでないかで、地獄度合いは変わってきそうです。私はあみ子とは同じ気持ちになれないので、私の立場から「東京生まれ東京育ちのメリット・デメリット」を考察していきたいと思います。
東京生まれ東京育ちのメリット
- 東京で働きながら実家暮らしをすることが可能
- 東京で子育てする場合、実家からの援助も受けやすい
- 進学先や就職先の選択肢が多い
- 隣人や地域の人々とのつながりがいい意味であまりない
東京生まれ東京育ちのデメリット
- 東京以外で暮らす気がなかなか起きない
- 進学先や就職先の選択肢が多すぎて迷う+競争の激化
- 東京出身と言うと、初対面の人と会話が広がりづらい
私の実感だけではなく、周りにいる東京生まれ東京育ちの友達を見ていて感じるメリット・デメリットを考えてみました。
結果的に3つずつ挙げてはいますが、それぞれ強弱があるものだと思っています。たとえば上場企業に勤めながら実家暮らししている友達なんかは、きちんと話したことはないけど、30手前にして1,000万円くらいは貯まっている雰囲気を感じます。
東京が好きだったり、長く東京で暮らしていきたいと考えている人にとって、東京で生まれ育つというのは、恵まれているんだなと思いました。
派遣社員として東京で暮らしていた金銭面のリアル
先ほどチラッと触れたとおり、私は2020~2024年まで派遣社員をしていました。派遣社員として就業中の、2023年2月の予算表を引っ張り出してきたので、金銭面から東京で暮らすことについて考えていきたいと思います。
↓↓↓その予算表がこちら↓↓↓

下記は補足です。
- 給料は232,342円
- 上記は予算表なので実際使った額とはズレあり
- 交通費は通勤交通費も込み
- 派遣社員は給料から住民税が天引きされないケースが多いので月々13,000円くらいと計算していた
作品内であみ子は、給与は20万弱と言っていたので少し多くはありますが、あみ子にはなさそうな奨学金の返済が毎月約2万円発生しています。これが地味に辛い(今も辛い)。理解して借りてはいるのですが、「この2万円があれば……!!!」と思ったことは一度や二度ではありません。「奨学金をチャラにしろ!!」というわけではなく、ただのボヤキです。
少しわき道にそれましたが、あみ子と同じスタートラインに揃えると仮定して、23万-2万=21万から支払いをしていくと仮定すると、まあ貯金は貯まらない!!
2023年2月から2年半経っているので、お金の使い方も変わり、この支出に改善点はあるなと思うのですが、とはいえそこまで大胆には使っていないつもりです。月給20万円でたとえば1万円以上の貯金をするなら、何かを我慢しなければいけないかなと思います。この月だと多分服ですかね……。
個人的には、東京で暮らすなら月28万円くらいは欲しいなというのが実感としてあります。内訳は家賃7万、光熱費15,000円、食費3万、奨学金2万、スマホ5,000円で、収入の2割にあたる56,000円を貯金(または資産形成)に回し、残りの84,000円を好きに使うイメージです!
そして収入が上がっても、基本は上記の支出を維持し、備えを作るというのが今のところの私の意見。
みなさんは東京で暮らすにはいくらあるといいと思いますか? また東京以外の地域で必要な月収について語れる方がいましたらぜひ教えていただきたいです!



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